あの救急車に乗りたい~うぅ 1
ご信者のKさんの祈祷と供養を終えて、車で次のご法事に向かう途中の出来事。
左側腹部に違和感を覚え、「なんだろう、トイレには行きたくはないし・・・」と、我慢できないほどではなかったのですが、段々痛みが強くなり冷や汗も出てきました。
車を停め休んでみたものの、痛みは増すばかり、ついには吐き気まで。(痛みで吐き気を催すとはきいていましたが、「本当なんだ」と実感しました。)
どんな体勢をとっても痛みは変わらず、思わず「うぅうぅ」(痛みがある限度を越すと自然と声が出るものなのですね)
原因がわからないというのは、怖いもので 「どうなっちゃうの・・・なんで?」 とちょっと不安になりかけた時、
「きっとあれが原因だ!」
「前も急に体調不良になった、あの時と一緒だ(あの時は痛くはなかったけど)」
思いあたる事があり、
「あああ、やっちゃった。すみません、ごめんなさい」
とひたすら心の中で懺悔懺悔。
※ここでワンポイント仏教用語 懺悔を キリスト教では ざんげ 仏教では さんげ と読みます。
そこへ遠くから ♪ピーポーピーポー♪
私の苦しみなど「我関せず」(そりゃそうです)と前方の交差点を通過する救急車。
でタイトルの 「あの救急車に乗りたい~うぅ」 となったのでした。
すると懺悔のご利益か、痛みがだんだん引いてきました。
「これなら運転して法事ができそう」と移動再開。 無事ではないけど予定通りお施主宅に到着し、左側腹部を気にしながらお父さんの一周忌をお勤めいたしました。
痛みはマックスの2/10程度
(約分しないと減点されるので1/5 20%)
「とにかく帰宅帰宅。あのお塔婆書き直さなきゃ、そうだこの後、お寺でお経があったな」と懺悔しながら帰路につきましたら、自宅まであと2~3分という所であの痛みが再発。
「お腹痛い~うぅ~」と叫びながら家人に助けを求めます。「どうしたの!」「ベッド行く?それとも救急車呼ぶ?」「とりあえずベッド」 体勢を色々変えても、さすっても痛みは変わりません。 それでもご予約のお参りの方のお経が気になり「だれかに代わってもらわなきゃ」と電話をとって「これから蓮昭寺でお経おねがいできますか?」とかなり冷静な声(のつもり)で代理をお願いできました。
痛みはマックス1/2。 救急車をお願いするほどでは無くなったのですが、その日は休日。 休日内科担当の病院へ連絡すると「3時間待ち」、ならばと家人の車で休日診療所へと向かいました。
診察では「腸炎でしょう。消化の良いものを食べてください」と。心の中で「きっと原因はあれなんです」とまた懺悔。 診察を終えるころには痛みは1/5程度。 帰宅すると代理のお勤めを終えたばかりのお上人にお礼と経過報告ができるくらいに回復していました。
で、気になるその原因。何をやらかしたか? 思い当たることがありました。
<続きは明日>