「情けは人の為ならず」 期待してます

query_builder 2022/03/02
ブログ
給油口2

喜ばれることをした日には何となくいい気分になりますよね。


バイクで走っていると先行する車の給油口(のカバー?)が開いているのが

目にとまりました。

みなさんも見かけたことがあるかもしれませんが、

たま~にいるんですよね。そういう車。


キャップまで閉まってない、なんてことはまずないし、

歩行者などをひっかけてケガをさせてしまうこともないでしょう。

つまり、実害はあまりないのでしょうが、

そのまま走行されても、いやなものです。


ガソリンスタンドで給油後しっかり閉まってなかったとか、

カバーを開く装置を知らずに作動させてしまったとかで

そのような状態になったということです。

正直に言えば、私もやったことがありました。


信号で停車した時、運転手さんに少し開いた窓から声をかけますと、

怪訝な顔をされます。

心の声「あおり運転とおもわれたらやだな」


ゆっくり大きな声で「給油口開いているから閉めますよ」

目を大きく開き、頷く運転手さん。

当方はバイクなので手を伸ばして ”バタン”  完了です。


ただこれだけのことですが、なんとなくイイ気分になった一コマです。


狭路でのすれ違い、車列の合流、交差点の譲り合いなど

運転していると必ず遭遇する場面があります。

止まる、譲る、徐行するその場その場の判断の連続ですが、


手を挙げて合図、会釈、頭をさげるなど相手のほんの小さな所作が

心を温かにしてくれます。


しかし、それに反した場面で、ちょっとガッカリしてしまう

小さい自分にモヤモヤしたり。


ささいな事で心が揺れてしまうものだなあと、つくづく思います。

「心コロコロ」とはよく言ったものです。


人の心は10段階のレベルがあります。

仏教用語で十界互具(じっかいごぐ)といいます。

悟りと迷いの視点から10種の心のあり様を分けたものです。


1仏界

2菩薩 (ぼさつ) 界

3縁覚 (えんがく) 界

4声聞 (しょうもん) 界

5天上界

6人間界

7修羅界

8畜生界

9餓鬼界

10地獄界


悟りの世界 1~4

迷いの界  5~10 別名を六道(ろくどう)といいます。

      六地蔵はそれぞれの世界に落ちた魂を救う担当といわれます。


私たちの心の状態は必ずこの1~10のどこかになります。

常に揺れて振れ幅の大きい人、あまりぶれずにいる人。

しかし、気持ちが1~10のどこかに飛んでしまう可能性は常にあります。


地獄も浄土もその場所があるのではなく、心が決める 

という日蓮さまの言葉があります。


例えば

リビングで楽しくパーティをして過ごした翌日に

同じリビングで殴り合いの兄弟喧嘩をしたあげく

親に叱られる子供


リビングは浄土でしょうか? 地獄でしょうか?

リビングはリビングであって、浄土でも地獄でもありません。

そこにいる人の心が浄土か地獄かを決めるのです。


仏教の目的は 成仏 つまり 心が魂が 1仏界 の状態を目指すのです。 

どの宗派でも目的は一緒です。ただその方法論、好みの差が宗派といえます。


心のホームポジションが仏さまになるよう心掛ける毎日が仏道修行


給油口の話から長文になってしまいました。

お付き合いありがとうございました。





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